- azul-izu
#9 やるしかないところにいることで
最終更新: 2020年3月19日
いよいよ新学年が見えてくるこの時期
毎年キッズスクールは参加してくれる園児たちが増え続け、今年は50人を突破
そんなキッズたちに試合という経験をしてもらい、日頃のスクールでの成果を発揮してもらう為の大会、
『一生に一度のデビュー戦 azul claro cup U-6』
今年も怪我人0、リタイヤ0で無事終えることが出来ました

習い事市場の始まり
言えば言うほど やればやるほど
理解あってこそ
▮習い事市場の始まり
キッズの一大イベントを無事終え、帰宅後大会画像のチェックをしていると我が家のキッズが、
『なんだそれは、俺にもやらせろ!』
と強制的にこの日の第〇部トレーニングスタート
特殊な環境なので、彼はスクールに入れる年齢になれば自然とサッカーを選ぶのでしょうが、保育園のお友達の中では、既に小学校の習い事の勧誘合戦が始まっているそうです
まだだいぶ先の話しなのですが…
ある雑誌のリサーチによると習い事をさせる理由としてあげられるのが
■フィジカル要素
体力づくりのため
成長の為
運動神経が良くなって欲しい
あまり外で遊ばないから
■メンタル要素
集中力を高めるため
落ち着きがない
集団生活のマナー
1つのものを続ける習慣付け
クラス外の友達ができる
協調性を養う
こどもがやりたいと意欲的なので
と様々なものがあるようです
そして習い事のスポーツ部門での人気は
第1位 水泳
第2位 サッカー
ありがとうございます!!
たまたま目にした雑誌のランキングの為、あくまで参考程度ですが、この理由で目を引いたのが、『こどもがやりたいと意欲的なので』というところ
お父さん、お母さんに『この子が意欲的だから』なんて感じさせるモチベーション
もちろん言葉だけでなく、行動を見てそう感じるのでしょうから、その子はほっといたってグングン上達していくはず
キッズアカデミードリームプロジェクトがスタート出来たことにより、現在キッズスクールには
・お友達といつもサッカーをして遊んでいる
という子から
・初めてボールを蹴る
という子まで幅広い層の子たちが参加してくれるようになりました
きっかけはどうであれ
『またやりたい!!』
と思ってくれるような活動をしていれば、継続して意欲的に参加してくれる
だからこそ、そのチャンスを掴むべく保育園での『小学校習い事勧誘合戦』は自然な流れなのかもしれません
ただその反応はいたってネガティブ
『うちの子だけ入らないとイジメられるかも』
『断ったらご近所付き合いが』
誰の為に、何の為にやるのか
それが一致して『やりたいと意欲的なの子』になるのが理想的ですね
▮言えば言うほど やればやるほど
今回の『azul claro cup U-6』も昨年度同様にジュニアU-10~12の選手たちが運営を行い、保護者の方たちには大会独自のお願いをしました
※昨年度のazul claro cup U-6の様子
大会運営の為、ジュニア選手たちは朝8:00から練習
ああやって心良くニコニコと幼児の世話をしてくれましたが練習前に、
練習に遅刻することを当たり前だと思っていないか?
自分の道具を自分でしっかり管理出来ないのか?
朝、当たり前の事を自分でしていないから寝ぐせが付いたまま練習にくるのでは?
挨拶をしない
このまま練習に入って何が伸びるのだろうか?という話からスタート
楽しいだけではダメです 彼らはもうわかる年齢なので
練習が終わりキッズたちが続々と到着
受付を済ませると強制的にお父さん、お母さんとは別行動
お兄さん、お姉さんたちに連れていかれ、わけもわからず試合会場へ
そして開会式

とても形式的ですが、
『みんなは今日を何するの?』
『サッカーの試合!!』
これが重要
自分が何をすべきか理解し、やるしかないところにいることで言われなくてもやる
逆に理解していなければ言えば言うほど、手を出せば出すほど何もしなくなる
開会式後にはチーム監督、コーチの4、5年生からルール説明とウォーミングアップ
一生懸命説明しようとするが中々伝わらない
キッチリやろうとすればするほど空回り
キッズに大苦戦

そうこうしているうちに試合開始時刻
もうわけもわからず第1試合がキックオフ

開始早々のゴール
『一生に一度のデビュー戦』と言いながらも既に昨年度、年中時にデビュー済みの子たちもおり、その子たちは試合開始の笛と共にスイッチが入る
でも本当にデビュー戦の子たちはわけもわからず直立不動
大体試合となるとここでベンチから大人が
『おい、動け!ボールを取りに行け~!!』
となるのですが、ベンチに大人がおらず、保護者からの指示もNGの為、誰も何も言えない
しばしシンキングタイム・・・
審判を担当する6年生も苦笑いしながら自信なさげに試合進行
2階席からは『大丈夫なの?』みたいな声もチラホラ
1時間半後にはそれも歓声と驚きの声と拍手に変わり、
『こんな風にちゃんと試合になるんだ!』
という感想に変わりましたが
いつも砂遊びをする子も集中していて呼んでも聞こえない
いつも転んだら見せにくる子がお構いなしでプレーを続ける
1プレーごとにガッツポーズを見せ、観客をあおる(笑)
たった3試合だけど子供たちが『自分が何ををすべきか』を理解したから
言えば言うほど、手を出せば出すほど何もしない
それが当たり前になれば言われなければ動かない、やってもらう事が当然となってしまう
理解をしやるしかないところにいることで自ら行動する
たった1時間半で変わる様子をご覧頂けたのではないでしょうか?
▮理解あってこそ
この日大活躍していた年長さんにも昨年度は会場入りした瞬間大号泣し、
『今日はやりたくない!!!』
と言っていた子がいました
去年の年長さんにもいました
普段別会場で活動しており、初めて会う子たちばかり
試合をやるからと来てみたらたくさんの人がいるし、こんな中でやりたくない
そう感じて当然でしょう
でもみんなその日のうちになんとか乗り越え、今もサッカーを続けてくれています
頑張ってチャレンジしてみて自信をつけ、やっぱりサッカーって楽しい!と思ったから
そして今年は念願のワールドカップ風トロフィーを勝ち取りました

閉会式の最後にこんな話をさせて頂きました
『大会運営は大人がやるのが一般的だが、こうやって子供がやる機会があるのがアスルクラロ伊豆スタイル』
一生懸命やっていることが時にはマイナスに働くこともある
どちらにとってもマイナスとなり、結果、そのものがなくなること程悲しいことはない
何も知らずに一場面だけを切り取ってみれば『大丈夫なの?』と思われることもあるでしょう
この日の最初の会場の空気のように
『なんで子どもそんなことやらせるの?』
『なんでコーチは見てるのに何も言わないの?』
『せっかく試合に来たのに何も教えてくれないじゃん』
なんて
だからこそこうした取り組みをし、発信することによりミスマッチをなくし、せっかく楽しくて始めたサッカーを大人の事情により辞めますなんてことをなくしたい
理解頂き、子どもが成長出来そうだから、このクラブにいる子たちのようになって欲しいという理由で選ばれたい
そう思っております
今回の参加者にはビバイズスポーツクラブ、アスルクラロ伊豆ジュニアU-12の小学年代の活動について資料をお渡しさせて頂きました
ジュニアU-12では4月から新1年生となる子たちを対象に2月、3月中は何度でも参加できる無料体験を受け付けております
今回残念ながら大会に参加出来なかった方はご連絡頂ければ後日資料をお渡しさせて頂きます
セレクション(選手選考)や定員はなく誰でも自由にご入会頂けますが、平日練習の送迎バス利用には定員があり、申込み先着順となります
今年度定員いっぱいとなっており、卒団となる6年生の人数分しか空きが無い為、10名にも満たない空き状況となってしまいます
送迎バス利用も合わせてご検討頂けるようでしたら出来る限りお早めにご検討下さい
無料体験のお申込み
今回も無事終えた『azul claro cup U-6』ですが最後は小学生の大ブーイングで幕を閉じました
理由は賞品ゲットチャンスのジャンケンで負けたから
いつも通りチャンスは自分で掴み取って下さい(笑)