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2019年夏、最後のビッグイベント無事終了!
最終更新: 2020年2月26日
アスルクラロ伊豆ジュニア、この夏最後のビッグイベント、『azul claro cup U-9』が無事終了致しました
参加頂きましたチーム関係者の皆様、大会開催にあたりご協力頂きました南伊豆町はじめ、ご協力頂きました関係者の皆様、誠に有難うございました。
今年のアスルクラロカップ 南伊豆 はバンレオール岡部さんのU-9、U-11の2冠となりました。
アスルクラロカップとは
先輩たちが見せた成長
参加選手たちが経験したものは
最後に
▮アスルクラロカップとは
サッカーと遊び、同時に行え、選手たちの思い出に残る大会にしたい。
その中でもサッカーは真剣勝負でなければならない。
中途半端ではいけない。
あくまでサッカー選手として子供たちが成長出来る環境でありながら、そこに南伊豆という素晴らしい自然の中での遊びと合宿とは思えない飯まで出てきた!
小学生時代の思い出といえば南伊豆での『アスルクラロカップ‼︎』
そんな大会をやりたい
そう思い、スタートした所から回を重ね、おかげ様で今年も無事終えることが出来ました。
今回も運営は中学生、小学4~6年生が協力してくれ、おかげで後輩達が滅多に無い自分達の家の近くで中々経験出来ないようなレベルの試合が出来る。
毎年このサイクルで成り立っています。
選手たちが選手の為に運営をする大会
▮先輩たちが見せた成長
アスルクラロ伊豆のジュニアではセレクションは一切行っておりません。
その代わり、ジュニアへの入団を希望する場合には保護者の皆様に誓約書を書いて頂いています。
その誓約書の中に、
『自ら判断し、行動出来る選手の育成』というクラブの育成方針を理解し、練習、試合会場では手助けを控え、選手から離れ、緊急時以外は選手との接触はしません。
という内容があります。
考え方は様々、指導方法も選手によって変わるべき、そうやって変えてきた部分もありながら、このグラウンドでの選手と大人との距離間というものは徹底して守って頂いてきました。
そこには我々指導者がストーリー性を持って選手たちと共に過ごしたいという思いがあるから
具体的に言えば、日頃の練習、試合の姿から、どんな姿にするかをイメージし、その機会の中でチャレンジをさせ、失敗を経験させ、最終的には成功体験に導き自信を持たせるという一連の流れを考えている中で、子供たちが日常から少し離れ、せっかく変わろうとしている機会に、過度な手助けは成長の妨げとなってしまうと考えているのです。
会場入りする時に、
『いってらっしゃい、頑張ってね!』
と送り出して頂き、全て終わった後に
『お疲れ様、どうだった?頑張ったね!』
というのが今回も運営をしてくれた選手たちが育ってきたアスルクラロ伊豆ジュニアなのです。
そこに雨が降っているからと傘をさしてあげたり、荷物を持ってあげたり、着替えを手伝ってあげたり、選手と同じテントにいて飲み物の補充をしてあげたりすることはその真逆を行く行為なのです。
せっかくの成功物語に※但し手助け付き という条件が入ってしまうのです。
どんな失敗があったかはむしろあとから聞くくらいでいいのです。
1日グランドにいれば1つや2つトラブルも起きます。それこそが子供たちが問題解決能力を身に付けるチャンスであり、成長の機会なのです。
今回の azul claro cup U-9 の片付けでは1つ素晴らしい行動がありました。
クラブハウスに持ち帰る荷物は全て車の近くに置いといてと伝え、しばらくして車に荷物を積み込もうと見に行くと既に全ての荷物が積み終わっているのです。
ただ積み込んであるだけでなく、
『どの順番で積み込めばクラブハウスでコーチが荷物を降ろす時に降ろしやすいか』
まで明らかに考えてくれているような積み方でした。
次の人の事を考えた行動
彼らよりも一回り年上になる新人社会人の何人が当たり前のようにこの行動が出来るでしょうか?
『やりゃいいってものじゃないんだよ‼全く使えないなあ』
と上司、先輩に怒られる方が多いのではないかと
こちらが驚くような素晴らしい習慣を既に小学生が身に付けているのです。
どうしてこうなったのか?
アスルクラロ伊豆というクラブを理解頂き、ご家庭での子供たちとの関わり方を子供たちの成長によって変え、子供たちの成長を実感して頂いたからではないでしょうか?
成長していく子供たちに常に心配の目を向け、過度な手助けをしていてこうなるのか?
絶対になりません。
『ただやればいい、後の人なんて気にもしない』
という必要ないと言われてしまう大人になってしまうのではないでしょうか?
▮参加選手たちが経験したものは
今回参加のジュニアU-8,9
それぞれホームステイと合同合宿、この夏大きく成長する為のイベントをクリアし、自分たちだけでも出来るんだと自信をつけた後での大会
初日、散々なゲームでした。
ただ試合があるからと連れて来られた、これから何をするのかよくわからない。
いざ試合をやってみたらびっくりする位相手が強かった。もうやらない、走らない。
無気力試合…
それでも選手たちだけの空間として自分たちで用意をして、話し合いをしたり練習をしたり、身体を休めたり、次の試合の為の準備をする大人禁制の場に戻れば、
『暑いのに頑張ったね〜、凄いね〜』
と言われる。
2日目は基本放置
前日より更にハード、暑い中、結果によっては3試合連続で試合をしなければならない。
闘う為の準備だけしてあとは放置
色々なことが起きました。
ベンチでずっと泣きわめく
ボールが顔面にあたりもうやらないとピッチから出てくる
食べ過ぎて吐く
でも前日頭が痛いです、足が痛いです、ちょっと休みますと言ってた子達は歯を食いしばってやっている
最後の試合にはベンチにも誰もいないようにしました。
本当はダメですがそこは自チーム主催の大会なので。
選手たちのプレーはどうだったでしょうか?
頑張れなんて言われなくたって頑張る
走れと言われなくたって走る
負けるななんて言われなくたって負けない
(応援がダメと言う意味ではないので勘違いしないで下さい。相手チームの選手にも応援してあげられる位余裕を持った指示ではない応援は選手たちの力になるので大歓迎です)
もうベンチでの雰囲気が変わったから大丈夫
あとは成功体験を掴んで今回のストーリー完了
放置はしましたが観ています
心配の目ではなく、彼らが変わる瞬間を見逃さない目で
ベースが無ければ何を教えたって身に付かない
ベースさえあれば何も教えなくたって自分で気付き成長していく
▮最後に
これからもこのクラブが子供たちの成長の為のより良い環境となれるよう学び続けます。
このクラブでサッカーをしていて良かったと思ってもらえるよう
強く逞しい子に育って欲しいと願い、共に子供たちの成長の手助けをする立場として今後とも何卒ご理解、ご協力の程お願い申し上げます。
